本を読む(2)  (ゆ)  No.236

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

もう12月ですね。今年は師走でなくても毎月毎月が走り去っていったようで、あっという間に12月を迎えたような気がします。

前回のブログで絵本のことに触れましたが、幼稚園の時に、折り紙やお遊戯等と一緒に言葉を教えてもらった絵本が今も印象に残っています。それは英語の絵本(というより厚さが1㎝程の単行本サイズの立派な本でした)で、確か、アルファベット順の頭文字がつくものの絵と一緒に、その名前のひらがなと英語、そしてカタカナの読み方が書かれていました。例えば、「亀」なら「かめ:turtle(タートゥル)」といった感じです。

今は、幼児教育で早い内から学ばせることも珍しくないのかもしれませんが、当時としては先進的な幼稚園だったのではないかと思います。私は早生まれなので5才の時のことでしたが、生まれてから5、6年という脳細胞がすごく若い時に教育されると覚えやすいのかもしれません。大学進学の際に英米文学科を選択したのも、こんな原体験があったからかしらと思いますので、幼い時に見聞きすることって思った以上にその後の人生に影響するものかもしれませんね。子供達に読ませるなら、そんなことも頭の隅に入れて本を選びたいものですね。

以前のブログ№231「料理をする(4)(https://www.sjve.org/20454)」で私が利用している食材の宅配システムについて触れましたが、ここでは「おりょうりえほん」という、クックパッドが監修する食育絵本の宅配もしていて、子育て支援に優れたサービスに贈られる「キッズデザイン賞」と「日本子育て支援大賞」をW受賞されたそうです。

その機能としては、食そのものに関心を持ってもらう、食材の知識を得る、親子での料理の仕方を学ぶ等があるそうです。『料理はクリエイティブでオリジナリティーも出せて、段取り力も必要なので、将来、仕事をしていく上で必要なスキルになるし、親子で料理を楽しむきっかけになって欲しい』というのが、開発者の方の想いだそうです。お子さんが料理に興味を持ったら、こういう絵本を利用されるのもいいかもしれませんね。

さて、幼稚園を終えて小学校に入学すると、だんだん絵より文字の割合が多い教科書になっていきます。高学年になると、課題図書を読んで読書感想文等を書く宿題もありましたが、私の叔父の一人が「少年少女世界の名作文学集」等の本をよく買ってくれていたこともあって、読書は楽しみの一つでもありました。更に小学校5、6年生の担任の先生が国語の先生で、そのご指導のお蔭もあって文章を書くことも好きでしたし、今、こうやってブログを書くことにつながっているのかもしれませんが、日頃から本を読む習慣があれば、文章も書きやすいのではないかと思います。

中学校になってからは、英語の授業で英文の本を読むことが加わり、辞書を引きながら母国語でない言語を日本語に置き換えていくことによって、そこに何が書かれているのかを知る作業が新鮮でした。下の写真の本は「不思議の国のアリス」ですが、ストーリーは子供の頃に慣れ親しんだものですし、原書で読んでみたいと思って購入したものです。

  Alice’s Adventures in Wonderland     2020.12 photo by y★u

ただ、翻訳よりも和訳の方が難しいかとは思いますが、今は便利なアプリもありますよね。
2021年6月5日から9日にアメリカのフェニックスで開催予定の「2021年SAVE Value Summit(SAVE大会)」では、企業や産業界で価値向上を達成した成功事例を募集しています。(https://www.sjve.org/13040
ご応募は直接、SAVE International(アメリカVE協会)に12月15日までにお申し込みいただくことになりますが、この機会にチャレンジされてみてはいかがでしょうか?(https://www.value-eng.org/page/2021ValueSummit

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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