気を感じる (5)   (ゆ)  No.49 

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今日は節分ですね。節分にまつわる食べ物として「恵方巻き」がポピュラーになりましたが、オーソドックスなのは豆だと思います。皆さんは一つ年を重ねたという事を感じるのはどんな時ですか?実は私は節分の2日前の2月1日が誕生日なので、年の数だけの豆を数えながらいただいている時に年を一つ重ねた事を実感します。子供の頃は『もう終り?』と物足りなかったのに、最近は少し?苦しいです。

今年の誕生日は、私の担当する当会の「バリュー・エンジニリング」誌の編集委員会が朝から開催され、走り回っていたのですが、会議後の懇親会で委員の皆さんに祝っていただきました。たくさんの「おめでとう」という言葉と温かいお気持ちを頂き、とても幸せでした。嬉しくてつい調子に乗ってしまい、帰宅は誕生日が終る頃でした。お祝いメールもたくさんいただいていたのですが、返信が遅くなってしまった皆様、失礼いたしました。そして、お忙しい中、お気遣いを頂きましてどうもありがとうございました。

編集委員会の懇親会でもお話ししたのですが、実は私の母も偶然同じ誕生日でした。更に偶然ですが、父方の叔父(またまた偶然ですが、この叔父は主人と同じ名前でした)も同じで親族に同じ誕生日の人が3人いました。皆さんも自分と同じ誕生日の人が一人や二人いらっしゃると思いますが、私は更に小学校の同級生に一人、仕事関係の方に二人と、計5人の同じ誕生日の方がいました。誕生日でも何でも、共通点があるだけで何となく嬉しく感じられませんか?

いずれにしても、誕生日というのは生んでくれた親に感謝する日でもあるそうです。今日まで支えてくださった方々を始め、今は亡き親にも感謝したいと思います。誰でも生きていれば、楽しい事も辛い事もたくさんあると思います。前回のブログで、気功の先生のご子息が臨死体験をされて、辛い経験程輝いて見えたのでこの世に戻ってこられたというお話をしましたが、辛い経験の方が人を磨くのかもしれませんね。

さて、幸せな気分でベッドに入り目覚めた昨日の朝、藤村俊二さんが亡くなられたという事で、TVで昔のインタビュー映像が流れていました。大病も何回か経験されたそうですが、中でも印象的だったのが、『「元気」、「勇気」、「陽気」という三つの気があれば何でもできる。それでもできないときは、「とき」という「気」があるから慌てない事』という、藤村さんらしい優しい言葉でした。大変な経験をされていらした分、人の立場に立つことができて人にも優しくなれるのかもしれないと思いました。

更に、辛さとか不自由さを感じた経験が、何かの創造のヒントになる事もあると思います。そして、モノを創造する人というのは、目には見えなくても存在している「人のニーズ」という「気」を気功師さんのように感じ取って、製品の創造につなげているのではないかと思います。世の中で特許を取るような発明をされる方も、やはりヒラメキという「気を感じ取る力」をお持ちの方かもしれません。そして、「想い」という気を込めてモノを創れば、今度はその創り手の「気」を感じ取った多くの人がそれを「お気に入りの品」として購入する事で、ヒット商品とかロングセラー商品が誕生するのではないかしらとも思います。モノづくりに携わる方々は、まず「気を感じる」訓練をされると役に立つかもしれませんね。

当会では、2月22日に『VE成果の確実性を高めるための「特許取得の基礎知識と特許的思考法講座」』というテーマでスキルアップセミナーを開催いたします。(https://www.sjve.org/9081

お申込みの締切りは2月15日となります。VE成果を一層確実なものとされたい方に、ご参加をお勧めいたします。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。  (ゆ)

 

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