論文
昨今、働き方改革により業務効率化が必須の課題となっており、VE活動自体においても、VE投資倍率の向上を目指し、活動時間の短縮化、成果の向上が果たせる活動の実現が重要課題となっている。したがって、これまでは量産品や繰り返し生産品など適用数量が多いという理由から、価値向上が果たせるVE対象テーマを選定し活動することが主であった。逆に、主に個別生産品を主体とする製品・サービスについては、一品一様となることが多いためVE活動が停滞気味であり、個別生産品へのVE 活動の導入が急務であった。
そこで本論文では、主に個別生産品を主体とする製品・サービスに多く共通して存在している2次レベルの機能に着目し、その機能を実現するための手段(以降類似サブアセンブリ品)を対象とし、VE活動を効率的に、かつ効果を拡大させる手法を提案するとともに、事例による有効性の検証を報告する。
目次
1.はじめに
2.類似サブアセンブリ品における従来の機能の整理の特徴
3.類似サブアセンブリ品の原価低減へ向けた課題
4.類似サブアセンブリ品の相互理解を目的とした機能の整理
5.複数の類似サブアセンブリ品のVE の実施手順とその考え方
6.複数の類似サブアセンブリ品の機能系統図作成手順の検証
7.機能系統図作成のエクセルシートの活用と検証
8.今後の課題とまとめ
参考文献
発行年
2018年 VE研究論文集 Vol.49著者
- 三菱電機株式会社
生産技術部 生産技術グループ
専任 - 有住 雅子
カテゴリー
- VEテクニック
キーワード
- テアダウン
- 機能系統図
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