論文
VEの対象である一般的な製品の開発は,商品企画から製造までのプロセスを,ある開発期間(時系列)のなかで,順々にステップをふんで進めている。
VEは個々の対象に応じて,開発のVE(0 Look VE)設計のVE(1st…)等で,開発プロセスと結びつけ展開しようとしているが,現状のVEのあり方は,いつも対象全体を「一括」(基本機能~未端機能)して扱うことを基本としているため,開発プロセスへの対応・適用という面からみると「しっくり」行かない場面が多々出てくる。
そこで,それを「しっくり」させるために,「VEを分割」し,この分割したVEを開発プロセスの各フェイズに対応・適用し,開発プロセスの流れにそって展開するVEの新展開プログラムを開発したので,その全体について発表する。
目次
- 1. はじめに
- 2. VEの現状と課題
- 1) 製品の開発~製造プロセスからの要求課題
- 2) VEの様々な対象からの要求課題
- 3) 要求課題の整理
- 3. VEの一般的展開パターン(プログラム)と問題点
- 4. VEの課題・問題点をふまえた改善方向--matrix「VE」の着想--
- 5. matrix「VE」の具体的な展開
- 1) matrix「VE」の総合プログラム
- 2) 具体的な展開要領
- 6. おわりに
発行年
1985年 VE研究論文集 Vol.16著者
- 日本電装株式会社
原価改善室 - 西口二三夫
カテゴリー
- 開発設計とVE
キーワード
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