人工知能言語を利用した効率的な機能系統図の作成

論文

一般的に,個々の機能の定義は「名詞+動詞」を用いて「~を~する」という形でなされ,定義された個々の機能を有機的に体系づけたものを機能系統図と呼ぶ。しかし,個人あるいはVEチームのもつ機能の表現力の豊かさと,機能に基づくアイデア発想の拡張性には様々な限界が生じると共に,定義された個々の機能を樹木状に体系的に整理することは,大変な時間と労力を要するものであろう。そこで,本論文では,パーソナルコンピュータを利用することで,主に,アイデア発想の拡張,情報収集・蓄積とその有効利用を計るために,対話型で既知の機能用語を利用する方法,および経験と専門家の知識を利用したエキスパートシステム構築の方法について検討し考察する。

目次

  • 1. はじめに
  • 2. システムの全体構成
  • 3. 対話型システム(C言語)による機能定義と機能系統図の作成概念
  • 4. 人工知能言語(PROLOG)を利用したエキスパートシステム構築の考え方
  • 5. おわりに

発行年

1988年 VE研究論文集 Vol.19

著者

日本大学
生産工学部
菅澤喜男

カテゴリー

  • VEテクニック

キーワード

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