論文
当工場では製品開発段階からのVEC活動である0 Look,1st Look-VECを重点的に実行し,大きな効果を上げている。
しかしながら,一方では収益率の低い製品の収益改善策として2nd Look-VECのニーズも高いのが現状である。
一般に,2nd Look-VECは低減ポテンシャルは小さいが,真に有効な2nd Look-VECについては,これを実行する必要があるので,VECの事前に概略の投資効果を見積り,VECの対象として適当かどうかを評価するようにしている。
見積り上の特徴は,改善に伴う変更のために直接的に支出される試作費,型・治工具費,設備費などの他に固定費として見過ごされがちな間接員の変更に費される工数を把握し,投入経費として積算していることである。
これによって,VECを実行することが真に有効であるかを従来は感覚的な判断によっていたものを定量化することができ,VEC対象の適正化を図っているのでその内容について紹介する。
目次
- 1. はじめに
- 2. 2nd Look-VEC対象品の事前評価とそのステップ
- 3. むすび
発行年
1988年 VE研究論文集 Vol.19著者
- 株式会社日立製作所
習志野工場 VEC推進センタ - 本間敏
カテゴリー
- VEテクニック
キーワード
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