装置産業の製品を対象とした機能分析法

論文

通常のVEジョブ・プランでは,装置産業の製品を対象として活動開始した場合,工程でのみ利用される物(例えば,原材料を溶解させるための水や有機溶剤,触媒等)は機能系統図に表わしにくく,製品の生産のために使用するすべての原材料をコストダウンの検討対象とすることは困難であった。

本論文では前記問題点を,工程毎に機能系統図を作ること<機能系統図の立体化>により解決した。

その結果,機能別コスト分析も工程毎(立体的)に行うことになったが,その際の構成要素に原材料の他,経費に関する項目を追加した。

こうすることで,極めて簡単な方法で,原材料,経費両面にわたる大きなコストダウン成果が期待できる。

目次

  • 1. はじめに
  • 2. 製品を対象としたVEジョブ・プランの問題点
  • 3. 目的
  • 4. 構成上の新規な点(特徴)
  • 5. 具体的すすめ方
  • 6. 留意点
  • 7. 効果
  • 8. おわりに

発行年

1989年 VE研究論文集 Vol.20

著者

富士写真フィルム株式会社
富士宮工場 業務部
山本信行

カテゴリー

  • VEの適用局面

キーワード

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