論文
建設業への,VE手法の導入についての問題点,およびその具体的な手法については,筆者らによって既に発表したところであるが,今回は,その後の建設業におけるVEの実践を通じて得られた新らたな問題点,およびその解決のために考えられた手法,具体的なアプローチの例について発表する。
この論文はその第一報として,個別受註産業のなやみの一つであるVEの繰返し効果がないこと,そのために,VEは最大の努力を傾注して,最大の効果をねらうというやり方について,企業としての投資効果比率が必ずしも良くないという疑問がもたれていること,そしてこのことについての原因を考えながら,VE効率を簡単に予測出来る方法を考え,BestよりBetterをねらえという筆者らの考え方について述べることにする。
目次
- 1. まえがき
- 2. 建設業のVEの考え方
- 3. 建設業者としてメリットのあるVEとは
- 4. VE効率の考え方
- 5. VE投資を少くしてVE効率をあげるには
- 6. VE効率算定図表について
- 7. まとめ
発行年
1973年 VE研究論文集 Vol.4著者
- フジタ工業株式会社
技術開発センター技術指導部 - 馬場勇
カテゴリー
- VEの適用局面
キーワード
購入
この論文はPDF版をご購入いただけます。
ご希望の方は「カゴに入れる」ボタンをクリックしてください。