論文
自動車部品を対象とした自社のVE活動を進めるかたわら,13社に及ぶ協力会社に対して同じような共同VE活動を指導・推進し,6~8ヶ月の活動で所期の目標を達成できる見通しを得た。
協力会社とのVE活動においては,各企業の性格を十分に理解することが必要であり,また,発注者と協力会社は売買する製品の価格については対立関係にあるため,共同VE活動において両者は対等な立場にあるとは言いがたく,VE活動を推進するに当たってはその点を十分に配慮しなければならない。この論文では,通常の自社内のVE活動と違って協力会社との共同VE活動で特に気配りを要する点についていくつかの提案をする。
目次
- 1. はじめに
- 2. 協力会社との共同VE活動の基本方針
- 3. 協力会社との共同VE活動の特徴
- (1) 協力会社にとっての動機づけ
- (2) 協力会社の性格評価
- (3) VE活動のステップ
- (4) テーマ発掘とアイディアの育成
- (5) フレキシブルな発想の条件
- (6) 共同VE活動の意味づけと定着化
- 4. おわりに
発行年
1990年 VE研究論文集 Vol.21著者
- 日立電線株式会社
技術開発本部 VEC推進センター - 永妻勝義
カテゴリー
- 購買VE
キーワード
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